2025-2026年度 クラブ運営方針 会長 梶原 行正
歴史と伝統ある岡山ロータリークラブクラブの第93代会長を務めさせていただくことになりました。誠に光栄に思うと同時に多くの参加者から称賛された90周年に当たり諸先輩方が築かれた伝統と格式の一端を改めて勉強したばかりの身からすれば、それらを後世に引き継ぐ役目を担う責任の重さに、身の引き締まる思いです。この1年間、その重責を支えていただく理事・委員長はもちろん、会員皆様のご理解とご協力を得て、次なる100周年に向けてクラブの運営をしていく所存ですので、よろしくお願いいたします。
私は今年度のテーマとして「すこしずつ変化しよう」を掲げたいと思います。そのきっかけは、会長エレクトになって新年度事業の参考になる記事を収集していた時の一人の会員の例会場での何気ないひと言でした。「毎年清掃活動に参加してるけど、いまいち達成感や充実感がないよね」。ここ数年なんとなく感じていた委員会活動の停滞感あるいはマンネリ化感を他の会員も感じられていたんだと思いました。
そこで、今年度の活動運営方針を考えるにあたって、次の元会長の運営方針を参考にさせていただきました。
まず、野田好信元会長は、「歴史と伝統はともすると保守的な方向に向かう可能性があります。そうではなく、柔軟な幅広いグローバルなロータリークラブを指向し、努力しなければならない。」と指摘されています。
また、松岡徹元会長は、「90周年は、記念すべき100周年に向けての大きな道標と考えてこれまでの各委員会の事業等の見直し、そして今後の方針等を各委員長に改めて考えて頂きたいと願っています。昨年度までは、ほぼ前年度と同様の活動方針が出てくることが多かったのが事実です。」と述べられています。
会長エレクト研修セミナー(PETS)や地区のインターシティーミーテングに出席して他クラブの活動報告を聞かせていただくと、当クラブほどの会員数がいないクラブでもアイデアをこらした活動を実践されています。例えば、3月23日開催されたインターシティーミーテングで報告された津山RCの「わくわく農業体験」では、子どもたちに田植えと稲刈りを体験してもらい、収穫したお米を子ども食堂に寄贈された事例でした。一つの活動を通じて青少年奉仕活動と社会奉仕活動を実践されています。なんとワクワク、ドキドキする活動ではないでしょうか。
以上のような認識から、「すこしずつ変化しよう」をテーマとしました。今年度は、岡山商科大学ローターアクトの発足を契機として、青少年奉仕委員会の活性化を図り、活動の充実を目指すことになりますが、職業奉仕委員会、社会奉仕委員会、国際奉仕委員会の事業見直しもお願いしたいと考えています。いっぺんに変えることは難しいと思いますが、各委員会は、地域社会の多くのリーダーの方々の経験と知恵を遠慮なくお借りしながら、会員一人一人が達成感や充実感を感じられる事業を計画して頂きたいと思います。
