2024-2025年度 クラブ運営方針 会長 岩藤 知義
1905年(明治38年)シカゴでポール・ハリスがロータリークラブを立ち上げ、大正9年に東京ロータリークラブが誕生しました。岡山ロータリークラブは1934年(昭和9年)3月3日京都ロータリークラブのスポンサーにより、日本で11番目のロータリークラブとして誕生しました。この歴史と伝統あるクラブの第92代会長の大役をこのたび指名されました。大変光栄なことですが重責に身が引き締まる思いでいます。諸先輩方の築かれた伝統と格式を重んじ全力を尽くす所存です。昨年度は90周年式典を行い、台湾の高雄RC、サンノゼRCからもお祝いにかけつけていただきました。大成功裡に終えて、次の100周年に向けてのスタートを切ったところです。この一年間、関係の皆様方にはご協力よろしくお願いいたします。
2024-25年度国際ロータリークラブ会長であるステファニーA.アーチック氏は今年度のテーマを「ロータリーのマジック」としました。ポリオ根絶を最優先事項に掲げつつ、一人ひとりが「平和を創出するロータリーのマジックを起こす」ようにと呼びかけられました。世界の武力紛争と避難民の増加は驚異的なスピードで進んでいます。この分断された世界を癒すにはマジックが必要です。我々の「奉仕」を通して、世界に変革をもたらすには、まず自分たち自身が成長成熟を選び取る必要があります。その時、変化を強いられることもあるかも知れませんが、私たちが共に変化することで変化をおそれず前進することができます。そしてDEIを受け入れることで共通の目的のために結束することができるのです、とのメッセージでした。
第2690地区2024-25ガバナー榊原敬氏は、スローガンとして「未来への架け橋をつくろう」を提唱され、地域に役立つ奉仕活動の実践を通して地域の未来をより良くする、そのためには若者を巻き込む必要があります。またダーウィンの言う「生き残ることができるのは、変化に適応できる者だけである」を引用して、現状に満足せず変化の必要性を指摘されました。また人口減少と少子化等について地域からの期待性を示唆されました。ロータリアンの質を高めクラブを育て活性化を図るにはマイロータリーの登録を増やすこと、会員増強のためには親睦を深め独創的な活動の推進が必要であると提言されました。
当クラブには岡山を代表するようなメンバーが大勢いらっしゃいます。マジックを生むには最適な環境です。居心地の良い例会のなかで親睦と友情を深めて、情報交換できる関係を構築し、クラブのメンバー同志をよく知ることがクラブを活性化します。そこでクラブのスローガンは、「お互いをよく知り、活力ある楽しいクラブにしよう」です。これを基に現在の奉仕活動も見直してみる必要があります。社会問題では人口減少と青少年の健全な育成、環境問題では地球温暖化がありますが、会員と情報共有して取り組んで行きたいと思います。その際には公共イメージの向上にも配慮して発信し、更に会員同士が良く知り合うことで大きな影響力を地域に流し出すことが出来ると考えます。会員の認知度向上のために、会員が発表できる機会を増やしてゆきたいと思います。私も健康長寿のために有効な医療情報を提供します。ロータリーバッジの常時着用にてロータリアンとしての自覚を高め、四つのテストは暗唱するだけでなく、しっかりと真の実践に努めたいと考えています。皆様の主体的参加を期待しています。